「レベル1/96 アポロ サターンⅤ型ロケット」。
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アポロ11号・月着陸の前後に発売されていた、全高96㎝の金字塔的
キット。
1メートル以上ある箱を開けてビックリ!
中には印刷されたプラ板が数枚と、10㎝前後の輪っかが数個、そして
ランナーに付いたエンジンノズルのパーツが入っています。
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実はこのプラ板、グルッと巻いた後に、10㎝前後の輪っかで挟み込み、
これで第1段~第3段ロケットの胴体を形作るという代物なのです。
チョッとだけ肩透かしを食ったようではあるのですが、完成すれば
96㎝の堂々たるロケットが完成し、月着陸船・イーグルも付属し、
完成後はキットの箱にスッポリ収まり、完成後の収納まで考え抜かれた、
とても素晴らしいアイディアキットであると言えます。

組立説明書の他に、月着陸のアポロ計画の概要を説明したガイドブックも
付属してあります。(親切~)
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説明書の、プラ板胴体組み立て説明の部分です。
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台座のパーツですが、思いっ切りねじれて変形しています。
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かつて、模型関係の仕事をしていた若かりし頃に、このキットの完成品
サンプルを作って欲しいと言われて、作った事があります。
その際に、完成品サンプルを作る条件で「このキットを1個ください」と
お願いした所、「良いよ」と条件を飲んで貰いました。
その時のキットを未完のまま、未だに持ち続けています。
それから何年かして、田舎の実家に帰省した時に模型屋廻りをした際に、
さびれた1軒の模型屋さんで、店の奥にあった「アポロ・サターン」を
発見しました。
「そのキットを見せてもらえますか」と、お店のおばあちゃんにお願いして
箱を開けて中を見ていると、「お店に来た人が、皆んな見ていくけど、
何年経っても誰も買っていかないんだよね~」と寂しそうにつぶやいて
いました。(笑)
「幾らですか?」と聞いたら、おばあちゃん少し考え込んで、ほんの間を
置いてから「3,000円です」と返事が返って来ました。
こちらも少し考えているふりをして、少し間を置いてからおもむろに
「ん~じゃ、コレください」と平静を装ったふりをして、買ったのでした。
本当は「え~!?さ・・・3,000円ですか?安い!ください!!」と瞬殺の
心の叫びがあったのを、グッとこらえての事でした。
(この時から10年位前に新発売された時に、¥6,500-だったらしい)
おばあちゃん、長年棚の肥やしになっていた古いキットがようやく売れて、
私は子供の頃に憧れていたキットを格安で手に入れられて、お互い
万々歳の日になったのでした。
そのあとおばあちゃん、キットの箱を一生懸命雑巾でフキフキして、袋に
入れてくれたのでした。
合わせて2個持っている事になるのですが、その時の1個は田舎に
置いたままになっているので、未だにまだあるのかは分かりません。
近年になってレベルから再販されたので、その時手に入れた方も
いるのでは無いかと思います。
さて私の手元から打ち上がるのは、一体何時の事になるのでしょうか?

これ以外のレベルの宇宙船シリーズ(?)には、1/24 ジェミニ・カプセル
とか、1/24 ヴォストーク、1/48 ジェミニ&マーキュリー等々、まだ
何種類も発売されており、何れも気になっているのであります。